文系大学生が大手SIに入ってみた

【はじめに】

こんにちは。

本記事は就活をしている、もしくは就活を

控えている学生さんに向けて発信します。

IT業界を目指しているけど文系だしどうしようと

考えているならばぜひ読んでいただきたいです。

私自身も文系出身ですが現在SIerと呼ばれれる会社で

営業をしておりますので現職からの観点から話します。

（WEB業界はまた毛色が違うと思います。）

今回はビジネス云々より就活という観点で

IT業界どうなのって所を話していきます。

【SIerって？？】

一言でいうと

SI(システムインテグレーター)とは企業が抱える課題をITで解決することです。

課題の仮説検証、要件定義、開発、テスト、運用、保守と工程を経て

サービスを実現していきます。SIerはSIをする会社のこと。

また、SIerにはメーカー系、ユーザー系、独立系等分類されるので

興味があればぜひ調べてみてください。仕事内容も結構変わります。

【就活時期】

１．どんな業界みてたの？

当時の私は典型的な文系就活生でした。「銀行員かっこいい！安定してそう」

だとか「大手は安定だよね」といった安直な就活をしていました。

ただ、様々な企業を見ていくうちにコンサル的な要素がある仕事は

面白そうだと感じました。友人と就活の情報交換をしている際に

「課題解決とか好きならIT向いてるかもね」とさらっといわれたことがきっかけです。

２．なんでITにしたか

結果としてIT業界に就職を決めた理由は大きく2つ。

１つはITという今後全ての業界の根幹を担うであろうと感じたことです。

実際、ITはすでにインフラといっても過言ではありません。

2018年12月にはソフトバンクの通信障害がありましたが多くの方が

他者との連絡手段を絶たれる結果となりました。

また、アマゾンの台頭により小売り業界が大打撃を受けています。

スマホ決済（ペイペイやLINEペイ）等、人々の決済手段をより豊かにしようと

する取組みもIT業界ならではです。

上記の事からもIT業界が社会に及ぼす影響力は非常に大きいです。

今後のライフスタイルがITによってどんな風に変っていくのかを

知りたいという思いでIT業界へ飛び込むことを決意しました。

２つめは１つめの深堀りにはなりますが社会での汎用性が高いと感じたからです。

どんな業界でも今後ITによるサービス展開が行われるのではないでしょうか。

その場合、IT業界で働くことでシステムの構造やトレンドのアンテナの高さを

養っておくことで他社でも通用するのではないかと思ってたためです。

・入社してみて

結論からいうとギャップはありました。笑

想像通りなこととしてはITに対する知識のキャッチアップです。

実際、最新トレンドに触れる機会は多いです。

リリース前の製品見学会や新商品勉強会等、製品化されたら

生活変わるな～と思えるような技術に触れることもあります。

一方、想像と違っていた点はコンサル的要素もありますが

もっとも求められることは社内外問わずの調整力です。

お客様のご要望を正しくSEさん、開発に伝えること。

トラブル時のお客様とヘルプデスクの窓口となること。

SEが見積をした価格の根拠、正当性を正しくお客様に伝えること。

例を挙げたらきりがありませんが上記のようなことがメインの仕事だったりもします。

なので営業だからITの知識いらないよね？って思ってたらちょっと危ないです。

いろんな人の言葉を要約する力、伝える力がとっても重要です。

３．向いてる人

・トレンド敏感な人

ITは矢継ぎ早に情報が飛んできます。そのたびに勉強しなくてはなりませんが

それを面白いと思えれば、適正はあるのではないでしょうか。

・コミュニケーション能力

当たり前と思われるでしょうがかなり重要だと思います。

上記の調整力の話から言葉の伝える力は必要です。

また、SIerは売って終わりの業界ではありません。（一部売って終わりもありますが）

売ってからも保守(メンテナンス)があり、月額で〇〇万といった収益があります。

従ってお客様と長期的な関係を築く必要があります。

【最後に】

色々と書いてきましたが、文系でもSIerはやってけます。

ニュースでキャッシュレスとか自動運転とかのフレーズを見て

「このサービスが生まれた背景は？？」、「このサービスってどんな活用方法なの？」

とか調べてみてください。それでIT面白いと思ったらぜひ就活の選択肢に

いれてみてください！！