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FIRE 〜早期退職で自由な人生へ〜

 

【商品について】

・タイトル FIRE 最強の早期リタイア術

・著者 クリスティー・シェン&ブライス・リャン

 

 みなさんは"FIRE"という言葉をご存知でしょうか?FIREとは(Financial Independence, Retire Early )=経済的時自立による早期退職です。普通は定年の60歳まで働く方が多いと思います。人によっては定年後も再雇用で働くかもしれません。しかしこの著者は30代でFIREを達成し、早期退職しています!!なんとも羨ましいですよね笑。

 

要点

本書では

①FIREは会社員でも実現可能(ごく一部の限られた人ではない)

②自分のスタイルにあったFIREの仕方がある

③FIREをするために必要な戦略

が詳細に綴られています。

 

【購入の決め手】

  著者はいわゆるスティーブ・ジョブズやイーロンマスクなどの莫大な富を築けるような経営手腕を持っていたわけではありません。著者は普通の会社員です。そんな経歴に興味があり「私でもできるのでは?」と思い購入に至りました。

 また、著者はFIREの第一人者でもあることからやはり道を開拓した人ならではの知識をキャッチアップできると思いました。

 

【購入してみて学んだこと】

環境は関係ない

 最初はどんな英才教育を受けたんだろうと思ってました。しかし著者は超絶貧乏の家庭で育ってます。どのくらい貧乏かというと7歳の時に初めて買ってもらったコーラを1週間かけて飲むくらいです。こんな環境で育った著者がFIREを実現したのです。要するにFIREには恵まれた環境で育つ必要はないということです。

 

好きを仕事に正しいのか

 「科学的な適職」でも解説しましたが、本書を通じて改めて「好きを仕事に」は正しい選択とは思えませんでした。なぜなら、好きは年々変化するものであることに加え、著者は以下のように述べてます。

いま、作家家業を続けていられる唯一の理由は、生活費をそれに頼っていないからです。次の給与の心配をしなければならないときに、仕事が楽しいということはめったにありません。

 これは本当にそうだと思います。最近は「自分の好きなことに情熱を注げ」と耳にすることがありますが、生活の担保もなく進めないのが事実だと思います。なので本書ではFIRE達成後に好きなことをするを推奨しています。

thinkplace.hatenablog.com

 

支出コントロール

 ローンや借金はもちろんこと、他にも削減できる部分があります。そんなサイクルをSTEPで解説していきます。

STEP1 痛みを伴わない出費を削ること

 銀行の手数料、利用していないサブスクリプションサービス、無駄に高い3大キャリアの携帯料金などです。

STEP2 痛みの伴う支出を削る

 痛みは伴うものの絶対必要かは疑問な支出があると思います。仕事中のランチ・外食などが該当します。やめてみてどうしても無理であれば再開してもいいと思います。

STEP3 高額な所有物を減らす

  車などが該当します。車はガソリンや自動車保険やら何かとお金を奪っていきます。今はカーシャアも流行ってますし車を買わなくても済む場合は多いです。どうしても買うのであればリセールバリューの高い車を買いましょう。

 加えて"家"も該当します。本書では住宅ローンの危険性についても言及されています。住宅は資産になるので賃貸より優れていると思っている方は必読です!

STEP4 ご褒美を与える

 支出を減らすことで浮いたお金の一部で自分の本当に使いたいことに使えます。我慢我慢では続きませんし、何より人生を楽しめなくなります。

 

インデックスファンドへ投資

 FIREを達成するためには株式投資は必須です。なぜなら株式投資により、自分が働かずとも自分の資産を増やすことができるからです。ただ、株式には手数料を取られてしまうリスクがあります。手数料はアクティブファンドの方が遥かに高いです。1%以上とるファンドがザラにあります。一方でインデックスファンドの手数料は0.03%程度です。

 加えてインデックスファンドの成績を上回っているアクティブファンドマネージャーはたったの15%しかいないということがわかっています。プロがやってその成績なのであれば、素人の私たちはインデックスファンドに投資をすることが賢明といえます。

www.saison-am.co.jp

他にもポートフォリオの具体的な組み方も紹介されています。

 

 FIRE達成後も旅行による生活費削減(東南アジアでの生活)などをすることで悠々自適な生活を送っているようです。私自身、この本を読んで改めてFIREの魅力に取り憑かれました!

以上、「FIRE 〜早期退職で自由な人生へ〜」でした。