LIFF+

人生にちょっとでも+になることを発信

社内副業はアリかナシか

f:id:u1214t6:20200619204722j:plain



 

 

 KDDIでは6月より社内副業制度を開始したようです。昨今、副業が世の中に浸透してきました。そんなか、この"社内副業制度"は会社員の目線からアリなのかナシなのかを解説していきます。

 

news.kddi.com

 

結論:目的による(基本的にはナシ)

 「なんだよそれ」と思われた方すいません笑。ただ目的によってアリにもナシにもなる制度だと思います。

まず今回の社内制度概要です。

KDDIは、正社員約11,000名を対象に、就業時間の約2割を目安として自部署以外での業務を経験できる

用途が不明

 これを見てまずはじめに思ったのは約2割の時間しか使えない人材が部署にきても何ができるの?と思いました。責任のある仕事を任せ辛いですし、2時間で終える仕事をなんてなかなかありません。加えて、その人材の受け入れ期間はなんと最大6ヶ月間です笑。やっと雰囲気もわかり業務も分かった頃にはさよならです笑。会社員をやっている方ならわかると思いますが、一つ一つの仕事には背景があるので単発で仕事を任せるのは難しいですよね。雑用だけして終わってしまうような気がしてます。

 

副業は社外ですべき

 また、副業がしたいのであれば社外ですべきです。なぜなら副業の目的は「会社に頼らずに自分で稼ぐ力を身に着ける」だからです。会社の別部署で働くのは残業しているのとほぼ変わりないです。事業所得とすることで節税ができるのに給与所得として副業をしているのは仕事終わりにバイトしているようなものです。

 

会社を生涯やめるつもりがない場合はアリ

 この社内副業制度を活用するのがアリな人は、終身雇用、役員昇進を狙っている人です。社内で評価をえるためには社内での人的資産の獲得が必須です。他部署を経験することで、上の人とのネットワークが構築できるので、昇進もしやすくなります。ただ、この場合「会社が潰れないこと」という条件付きです。KDDIの場合は通信インフラで参入障壁も高い会社なので潰れる危険性はなさそうですが、、、

 

この制度で誰が得するのかを考えるべき

 一見、画期的な制度のように見えますが、この制度は誰が得するのでしょうか?私は得するのは"社員ではなく会社"だと思ってます。会社としては外でエネルギーを使うなら自分の会社でそのエネルギーを使って欲しいですよね?また、この簡易的なジョブローテにより社員のスキルも中途半端になっていきます。とはいえ会社では社内事情に精通した使える社員になります。他の会社では通用しない社員になってしまうということです。

 

 副業をする時は会社に頼らないでやることがオススメです!

以上「社内副業はアリかナシか」でした。