LIFF+

人生にちょっとでも+になることを発信

人を操る禁断の文章術

 

 

【商品概要】

タイトル:人を操る禁断の文章術

著者:DaiGo


【購入の決めて】

 本を読んでも、読んだだけで満足してしまう、そんな方にもDaiGoさんの書籍はオススメです!

  私自身、文章を書くのが苦手です。端的に要点をまとめて伝える力を身につけようと思い、ブログを始めましたがまだまだです。文章力をもっとうまく伝えるにはどうすればいいんだろうかと考えていました。本で勉強するのもハードになりそうだと思っていたところ、この本が目に入りました。以前DaiGoさんの本を読んだのですが、読みやすいだけでなく、具体的なアクションプランまで書いてあるため即購入を決めました。

 

【実際に読んでみて】

あなたの思う、世界最高の美女とは?

 上の文章を見て、あなたは誰を思い浮かべたでしょうか?私は本田翼さんが思い浮かびました。思わず誰かを思い浮かべたのではないでしょうか。それは文章の本質である「読む→言葉に反応する→想像する」という著者によって読者に取ってもらいたい行動になります。

文章はただ書くのではなく、読んだ相手の心を動かし、想像力を使ってもらうために書くのです

 車のセールスの人は「どこへ行きたいですか?」、「誰を載せたいですか」とお客さんに想像を掻き立てることで想像から行動(購入)へのうまく誘導しているのです。

 

会話をも超越する文章

 文章のすごさもわかるけど会話、face-to-faceがやはりいいのではと思うかもしれません。しかしながら文章には会話を超える力があります。それは

・文章は一度、書いてしまえば半永久的に働いてくれるのです。

・それも同じ内容を大量に送ることができるのです。

・読んだ相手のリアクション(反応具合)を見て、文面を改善することも可能です。

会話にやり直しはありませんよね。文章であれば改善可能ですし、自分の身振りや振る舞いを気にする必要がありません。文字だけに集中ができます。ビジネスにおいても電話よりメールのほうがいいと考えてます。

thinkplace.hatenablog.com

 

文章術3原則

 文章を書く上で以下の3原則が重要と書かれています。

1.あれもこれもと書き過ぎないこと

2.綺麗な文章を書こうとしないこと

3.自分で書かないこと

 

1.あれもこれもと書き過ぎないこと

 たくさん書いて正確に伝えるべきではないの?と思うかもしれません。ですが上記で述べたとおり、文章は「伝える」ではなく「したくなる(行動させる)」 ためにかくものです。

 「今しか見れない姿、残しませんか?」 と文章を添えただけで、オムツ売り場に陳列した使い捨てカメラを一緒に買うという現象が発生しました。つまり

人は、受け取った情報が足りないと時は想像や予測で判断する習性

があるということです! アレコレ書いてしまいたくなるタイプなので気を付けようと思います笑

 

2.綺麗な文章を書こうとしないこと

拝啓 早くも師走の風に追い立てられる季節となりました。皆様にはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

 よくビジネス文書でこんな挨拶から書き出しませんか?私の会社はかなり古い会社なので時候の挨拶を書かないと怒鳴られます笑。しかしDaiGo先生は時候の挨拶など不要とバッサリ切ってます。印象に残らないですよね?私が読み手の場合、いつも読み飛ばしてます。DaiGoさんはそんな文章より印象に残った文章があったと言ってます。

これ、作家の佐藤 優さんも使ってたらしいよ

これは友人から書見台をもらった時に一言添えたあったらしいです。そんなに書見台がほしいと思っていなかったそうですが、尊敬する佐藤 優さんも使っているという情報により、一気にいいものをもらったとなったそうです。端的に相手の興味/関心を突き刺すフレーズを一言添えるだけでいいということです。長ったらしい文章を書くより楽ちんかつ創意工夫ができます。

 

3. 自分で書かないこと

 これは流石にどゆこと?となりました笑。しかし、これには明確な理由があります。

行動や態度、言葉などから相手の心理を読み解き、思うままに誘導する技術

つまり書くべき答えは「相手が持っている」ということです。ただ、ここまで来てもじゃあ相手の心ってどうやって読むの?と思うかもしれません。DaiGo先生はそんな私の考えもお見通しでした。マインドリーディングのやり方についても述べられています。

マインドリーディングに必要なポイントとして7つ挙げられているのでそちらも解説していきます。

 

マインドリーディング

相手の心を読み解くためには7つのトリガーがあります。ここでは個人的にめっちゃ重要だなと思った3つ絞って紹介していきます。

 

1.興味

 読み手が何に興味を持っているかという情報をキャッチしていくことです。今のご時世、やり方は簡単です。InstagramTwitterFacebookなどあらゆるSNSがあります。そこで投稿をチェックすることで相手の興味にマッチする情報を与えることができます。「ピザ食べたーい」なんて呟いている意中の女性がいれば、「最近おすすめのNYから日本進出したピザ屋を見つけたんだけどどうかな?」と送れば効果大です。

 私自身の体験としてはInstagramをチェックし「よくゴルフに行っているんだなあ」という情報をキャッチしゴルフデートへの取り付けができました。

 

2.本音と建前

上司を慕っていて尊敬している!といった態度(建前)、一方ではなんであんな奴が上司なんだ、やってられない(本音)とあくまで一例ですが誰しも本音と建前を使いわ分けてます。そんな上司も責任が重い仕事をしているはずで本音を隠してます。そんな上司を手玉にとるパワーワードがこれです。

普通の人だったら、こんなプレッシャー耐えられないと思います。本当にお疲れ様です。明日以降もよろしくお願いします。  

「普通の人だったら」が「自分だったら」となった瞬間、「お前(部下)に言われてもなあ」となりますw。「普通の人だったら」にすると「あなたは普通の人よりも格上である」と伝えることができます。これはめちゃくちゃ使えます。頻発して使うとわざとらしいですがここぞという時には上司の高感度爆あがりを狙えます!

 

3.悩み

 人の悩みは9割型HARMに集約されます。

Health. 健康、美容

Ambition. 夢、将来、キャリア

Relation.  人間関係、結婚、恋人、会社

Money. お金

確かに私が過去悩んできたことは上記に集約されてます。これだとまだ範囲がひろいと思います。なのでここから年齢別に範囲を狭くしていきます。H(健康)の悩みは10代であればニキビ、身長、体型などが考えられますよね。20代になるとどうでしょうか、仕事を初めて眼精疲労、腰痛、運動不足などが挙げられます。このようにHARMと年齢を相手に当てはめて考えていけばかなり精度の高い文章が作成できます。

 

【読了後の生活の変化】

文章の目的を考えることからスタート

 まず文章を書く時に伝えたいことをゴリゴリ書いていくのはやめました。そうではなく、まず相手に何をして欲しいのか、相手は何に興味を持っているのかと言った相手基準で考えるようになりました。これは営業にとって重要なスキルになると実感してます。相手のうちを予測していくことで、相手がどうしていきたいかを常に考える癖づけになってます。

 

追伸

 追伸が一番、読者に記憶に残るそうです。追伸をうまく活用する術も書いてあるので、気になる方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

 

以上、「人を操る禁断の文章術」でした。